野菜の病害虫対策として、
1・抵抗性品種を選ぶ
2・病原体を持ち込まない・広げない
3・環境づくり
が考えられます。
記事にもありますが、根こぶ病菌は生きた植物細胞にのみ寄生するため、枯れた作物残渣(ざんさ)などでは増殖しません。
根こぶ病対策に作物残さをせっせと野焼きするのは無意味です。
2について、病気にかかった株は速やかに圃場から持ち出しますが、持ち出された株は廃棄物であり、適正処理する必要があります。病害虫に侵された株であっても、適切に堆肥化すれば病害虫は死滅します。株の野焼きは必要ありません。
3について、野焼きが酸性に傾いた土壌を中和すると言われますが、ほとんどの野菜がpH6.0〜6.5の弱酸性土壌を好むため、野焼きは必要ありません。環境づくりとしては、作物残さをすき込みや堆肥として利用し、土壌中の有機物と微生物層を豊かにすることが必要です。
病害虫対策に野焼きは必要ありません!