マイナビ農業にて、農水省・末松広行事務次官の対談が掲載されました。
(写真:マイナビ農業)
「大切だと思うのは、農林水産業が地域で行われ、地域社会や自然環境の持続可能性に関係しているという点です。国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」は国際社会が実現すべきゴールを定めていますが、ではその実現のために農林水産業はどう貢献すればいいのでしょうか。
そのことをきちんと整理し、環境にも人にもやさしい農林水産業にしていくことが、2020年の大きなテーマになります。」
「GAPを無視して農業をやっていける時代ではありません。だから、GAPの重要性を農家の皆さんに意識してもらうことが必要です。」
GAPとは、農業のあるべき形を具体的に定めた指針です。
認定には厳しい審査が必要ですが、GAPを取得しないから何をしても良いというものではありません。
環境にも人にもやさしい農業をすることが、すべての農家に求められています。
なお、GAPの中に、
廃棄物の適正な処理・利用
・農業生産活動に伴う廃棄物の不適切な焼却の回避
・作物残さ等の有機物のリサイクルの実施
がしっかりと示されています。
市町村は国の指針に従う責務があります。
すなわち、作物残さの不適切な焼却の回避のために極めて重い責任を持たなくてはなりません。