群馬県ホームページに麦わらの適正利用に関する情報が掲載されています。
[1] 水稲における麦わらの全面すき込み
[2] 大豆への麦わらの全面すき込み
[3] 小麦わらのアンモニア処理による牛への飼料化
[4] 小麦わらの家畜糞混合による発酵促進
[5] 施設キュウリでの小麦わら利用事例
[6] 梨園での小麦わら利用
[7] 桑園での麦わら敷き込み
[8] 麦わらを利用した太陽熱消毒法による土壌病害虫の防除
主な効果を抜粋します。
・施設キュウリでの小麦わら利用事例
1.麦わらは徐々に腐熟し長期の有機質供給源となる。
2.土壌の通気性、保水力、土壌硬度を改善する。
3.樹勢の衰えが少ないため、収量、A品率が向上する。
・梨園での小麦わら利用
1.小麦わらは、敷わらとして雑草防除および干害防止に効果が高い。敷わらにより、かん水2回分と同程度の効果がみられる。
2.土が軟らかくなるとともに、腐植の補給に役立つ。
・桑園での麦わら敷き込み
1.敷わらにより土の流失を防ぎ、干害と雑草の発生を防ぐ。
2.小麦わらを施用した桑は、生育ならびに葉質がよい。
3.有機物の施用、異常気象の際に効果を発揮する。
佐賀県の研究では麦わらを燃やしても、雑草抑止効果も害虫駆除効果もないことが示されました。
(佐賀県農業試験研究センター・佐賀県東松浦農業改良普及センター)
麦わらを有効活用して環境保護に努めましょう。