カメムシ大発生で兵庫全域に注意報「過去にないほどの数」 果樹農家に対策強化を要請
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d17bc0cf1337da931893f73a3254c5db2965604
兵庫県病害虫防除所(同県加西市)は、果樹類に被害を与えるカメムシが大量発生しているとして、県内全域に病害虫発生予察注意報を出した。カメムシは隔年で発生量が増減し、今年は多い「表年」だが、担当者は「過去にないほどの数。気温が上がるにつれ、さらに増えると予想される」と注意を呼び掛けている。
このカメムシは「チャバネアオカメムシ」という種類で、山林のスギやヒノキの毬果に寄生しており、ここで産卵、繁殖します。主に雑木林の落葉下で成虫越冬します。
(参考:病害虫・雑草の情報基地)
被害を受けた果実は被害部が凹み、果肉部は海綿上になります。
(写真:農研機構より引用)
防除法としては適切な農薬散布が必要ですが、反農薬派としては農薬に頼らない方法を見つけてほしいものです。
消費者が見た目にこだわらなくなることも大切です。
チャバネアオカメムシの生育地は人工山林、雑木林の落葉下です。
野焼きで防除のしようがありません。
害虫の生育地や越冬地はさまざまです。
「カメムシ=野焼きで防除」
のような短絡的な発想にならないよう注意が必要です。